「『学力』の経済学」が教えてくれたデータに慌てる…!!
先日,専門医ママシリーズ仲間である宋美玄先生が紹介されていた中室牧子先生のご著書,「『学力』の経済学」を読んでみました。
経済と名のつくものにとにかく疎い私ですが,教育に関係するといわれたらがんばって読むよりほかありません。
はたして,これがとても面白かった!
日本では教育に関するデータが公開されない方向で管理されているというのは残念ですが,海外では小集団に試験的に介入したり,自然に条件の分かれた2つのグループを比較したりすることでさまざまな教育の効果やその経済的メリットが研究されているのだそう。
「教員免許を持っている先生のなかの能力の差は,教員免許のある先生と教員免許のない先生(たとえば学習塾の先生など)の能力の差の10倍もある」というのもショッキングな内容でしたが,私がいちばん驚いたのは,
「就学前など低年齢のうちにこどもの教育にお金をかけたほうが費用対効果が高い」
という,ググ~ッと右下がりの曲線で示されたグラフつきのデータでした。
これを見て,これまで自分が育った環境を理由になんとなく先取り学習や早期英才教育を苦手にしていたけれど,
もしかしたら息子にもっと積極的に早めの教育的介入をしたほうがいいのではないか…? と考えるようになりました。
さて,どんなことをさせようか…?
早速あたまのなかでいろいろな考えが交錯し始めたのでした。