早速編み出されたスランプ克服の極意とは?
夏休み中に息子の公文生活を襲ったスランプ。
どのくらい続くだろうと心配していたら,翌日の夕方のこと,仕事から帰った私に息子は晴れやかな顔でこう言いました。
「公文をラクにやる方法を思いついてやってみたらうまくいったよ♪」
…前日とのギャップが大きすぎて,こちらが面食らうほど。
いったいどんな方法を編み出したのかと聞いてみたら,
「ひとことで言うのは難しいけど,ふんふん,ふふーん,って。じゅうごーひくはちは,なな,YO! みたいな感じかな」
と得意げな回答が(笑)。
要するにラップ調でリズミカルに引き算を読み上げることで,鉛筆が止まって「うううー」と詰まることなく計算を進められることに気付いたのだそう。
「じゅうごーひくはちは」の後に「なな」が出てこないことはないのかと尋ねると,なぜかそれはないのだと言います。
式の部分を口ずさむうちに答えを考える時間が自然に取れているのか,繰り返しラップ調で歌うことで九九のように引き算の答えを覚えて使えるようになっているのか…。
親の私にはよくわからないのですが,たしかにその後公文をする様子をみていると苦しそうに唸ったり不機嫌に愚痴をこぼしたりすることはみられなくなりました。
でも,解きながらラップを歌う姿も見ないので,内言語として(声に出さずに心の中で)式を唱えているのかもしれません。
ともあれ,ラップ調作戦でラクに調子よく計算が進むのなら,これからも存分に活用してほしいものです。