ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

再びやってきた公文国語の漢字学習,そして…。

公文の宿題を毎日1教科10枚ずつ進める息子にとって,国語で漢字の書き取りばかりをする日が20日に一度訪れるのは避けられない仕組み。

nao-chun.hatenablog.jp

約40日にわたる「夏の体験学習」のあいだに再度漢字の書き取りばかりの日が巡ってきました。

その日はたまたま私の目の前で公文の宿題をやることになり,一目で漢字教材だと察した私はたちまち警戒態勢に(笑)。

…来るぞ,「もうヤダ!」モードにきっと入るぞ,早めに小分け作戦を提案すべきか?

何食わぬ顔で本を読みながら,密かに様子を窺っていました。

・・・・・・あれ?

いつまでたっても「もうヤダ!」が始まる気配はなく,プリントが静かにめくられていく…???

逆に黙っていられなくなり,思わず声を掛けました。

「ねぇ,今日は漢字を書く課題なのに,なんだか順調そうだね?」 「ん? 順調よ」

素っ気ない返事だったので,さらに突っ込んでみました。

「だってこの前は『漢字ばっかりイヤ~』って,ちょっとずつ分けて仕上げたじゃん?」

プリントから顔も上げずに答えた彼のことばに,私は倒れそうになりました。

「あー,前はまだ慣れてなかったから」

前回の漢字プリントのほうがまだ知ってる字が多くて楽だったはずなのに,この豹変ぶりは何?

たった20日で粘り強くなって,しかもその変化を自覚しつつもサラッと受け止めてる…。

実行機能が伸びるってこういうこと?

結局あっさり10枚仕上げてしまった息子を見ながら,不思議な気持ちに陥ってしまったのでした。