コンディショニングと1分間集中トレーニング
栗本啓司先生のコンディショニングを終えていろいろ感じることがあって。
どうすれば栗本先生みたいに相手の身体をうまく感じ取って適切に介入できるようになるんだろう…と考えていたとき,まるでそれを見透かされたように先生からこんな言葉をいただきました。
「僕と同じように感じる必要はなくて,今日の体験を踏まえて,ご自分の専門性のなかで相手を感じるときのヒントにしてもらえばいいんです」
…ほら,また硬くなろうとしてた(笑)。
「先生と同じように見えるようにならなくては」と思わなくても,今までやってきたことの上に今回学んだことをできることからふわりと取り入れていったらいい,ってことなんだな。
リラックス,リラックス。
そういえば,栗本先生は「腰が使える」状態のことを「腰の力を入れたり抜いたりが自在にできること」と本のなかで表現しておられますが,
それがふと,「1分間集中トレーニング」で上嶋惠先生が書いておられたことと私のなかで結びつきました。
脱力トレーニングをすると「集中」と「リラックス」の違いを意識できるようになって,こども自身の力で自分をコントロールできるようになる,と。
やっぱりまずは力を抜いてリラックスできることが大事なんですね。
さらに,自分の緊張は相手の緊張も引き起こしたりもするもの…。
意識的に力を抜くことを心掛けながら,診察室のこどもたちにお会いしたり,息子と関わったりしていこう! と心に決めました。