ビリギャルの先生による,子どもをうまく伸ばしてあげるための教科書!
最近,「人間は9タイプ - 子どもとあなたの伸ばし方説明書」という本を読みました。
著者はあのビリギャルを慶応大学に合格させた塾講師,坪田信貴先生。 ビリギャルのストーリーに感銘を受けた私には,手に取らずにはいられない本です。
タイトルのとおり,この本では子どもたち(大人もですが)の性格傾向を9つに分けています。目次に並ぶタイプ名を見るだけで,早く読み進めたくてワクワク。
でも,まずは素の状態のうちに自分の性格傾向をチェックだ(笑)!
冒頭に綴じてあるタイプ判断のための90問の質問に答えていきました(紙面でもできますが,オンラインで回答すると自動計算してくれてとても楽です。詳しくは書籍をご覧ください)。
90問はかなりのボリュームでしたが,出てきたタイプ名を見て思わずニヤリ。
本文のそのタイプのところだけ先に読んでみることにしました。
本文ではそれぞれのタイプについて,伸ばすとよいところ,接し方のコツ,配慮すべき点,すると嫌われること,未熟な面・暗黒面が出たときにみられる言動,やる気にさせる方法が書いてあって,我が子がそのタイプだった場合の指導術,それから自分がそのタイプだった場合の指南が続き,坪田先生が実際に指導されたそのタイプの生徒さんのエピソードも紹介されています。
自分の性格に関して感じていることを気持ちいいほどズバズバ言い当てられて,ニヤニヤを抑えることができません。
あたりまえだけど,人にはそれぞれ個性があって,その人に合った関わりかたをしてもらえるのがいいに決まってる!
全体を冒頭から読みながら,それを改めてたっぷり思い知らせてもらえた本でした。
各タイプの最後には,そのタイプの子と相性のいい親のタイプも紹介されています。でも,親子のタイプの組み合わせが逆だとよくない相性になってしまうようです。
つまり,親にも子にもそれぞれのタイプがあって,必ずしも子育てをする上で親子の組み合わせがよい相性とは限らない,ということを暗に教えてくれています。
子どもをうまく伸ばしてやりたいと思ったら,「親にとっての,普段どおりのやりやすい方法」を押し付けずに「子どもに合わせた方法」で関わる意識をしたほうがうまくいく,ってことですよね。
自分のタイプを知り,子どものタイプもつかんだ上で,親子のコミュニケーションがもっとスムーズにさせて,子どもの成長をサポートしてやりたいなと思いました。
お子さんとの相性や関わりかたの難しさに悩んでいる親御さんにヒントがいっぱいの,とってもオススメの1冊です!