ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

ポケモンGOがうまくなるのに必要な,私自身の進化とは?

しぶとく続けているポケモンGOを息子と一緒にプレイしながら,私がちょっと悔しく思っていることがありました。

nao-chun.hatenablog.jp

それは,私より息子のほうがポケモンを捕まえるのがうまいということ。

プレイしていらっしゃる方にはわかると思いますが,ポケモンによってボールを投げる距離や当てる的の範囲が微妙に変えて合って,ゲットしやすいものとしにくいものがいるのです。

そして,的が遠くて範囲が小さいポケモンが出てくると,息子のほうが明らかに上手に捕獲します。

私が何個もボールを無駄に飛ばしていると,「ちょっとお母さん,はずしすぎでしょ!」と笑われる始末。

なぜ息子は上手にポケモンボールをスワイプできるのか…? 気をつけて観察していると,あることに気付きました。

私がボールを飛ばすときに起きがちなスマホのブレが,彼がプレイするときにはあまりみられないのです。

つまり,私は右手人差し指をスワイプしようと右腕を動かすときに左腕にも力が入って,スマホを支える左手が一緒に動いてしまっているけれど,息子は独立して左腕を固定したまま右手でボールを操作できているということ。

あぁ,こんなところにも運動発達の違いが出てくるなんて?!

負け惜しみを言うわけではないけれど(笑),ピアノを弾くときに右手と左手で違うリズムで弾くのは息子より私のほうが楽にできているように思います。

ピアノの練習経験が多い私のほうが5本の指を左右独立して動かすということには習熟しているからなのでしょう。

発達は体幹から末梢に向かうのが原則なので,順番からいえば左右の指の運動の独立獲得よりも左右の腕の運動独立のほうが先に起こるはずだと思うのですが,私は腕の独立をすっ飛ばし指だけが鍛えられてしまっているということになりそうです。

原始反射統合を教わったその日にも,右手に力を入れて何かしようとすると左手にも力が入るのは自覚していたところ。

nao-chun.hatenablog.jp

統合エクササイズが左右の腕の独立をどう促してくれるのかもこれから楽しみに観察していきたいと思います。