私が「もっと応援したいな」と思った人たちとは？

この1年半のあいだに私の関心は少し広がり、いくつか気になることが増えてきました。

ひとつは、女性の生きづらさに対して何かサポートしたいという思いが湧いてきたこと。

伊藤詩織さんの事件に端を発したme too運動、東京医大などの入試の不正問題から、今まで私はなんとなくのほほんと生きてきてしまったけど、「女性であること」で生きづらい思いをしている人ってたくさんいるんじゃないのかな…とちょっと真面目に考えるようになりました。

女性であるというだけで生きづらさを感じるなんてことはあってほしくないし、なにか理不尽さだなと感じることがあったときにはたとえ微力でもきちんと声をあげていこうと決めました。ここで宣言しておきます！

それだけでなく、私から見ても憧れるような能力も高くて意欲もある女性が、じつはPMS（月経前症候群）やPMDD（月経前不快気分障害）などの月経に関連した症状に苦しんできたと知り、衝撃を受けました。

定期的に心身に襲いかかる症状に振り回され、やる気はあるのに存分に力を発揮できない不安に悩まされたり、チャレンジしたい活躍のチャンスを諦めたりしてきたのだと…。

これも「女性であること」の生きづらさに注目することとなったひとつの大きなきっかけでした。

診察室でも、毎月周期的に調子が悪くなって学校で元気に過ごせなくなる女の子たちにお会いすることは以前からありました。

大人の女性でも、女の子でも、女性特有の心身の不調のために最大限の力を出しきれないなんてもったいないことは、防げるものなら防ぎたい。

女性がイキイキのびのび過ごすために役立つような情報も、この場を使って発信していきたいなぁと思っています。