ビタミンのメガ盛りが必要な理由を考えてみる。
三石先生の健康自主管理システムシリーズをちょびっとずつ読み進めるうち,身体の健康にとってどれほど栄養が重要かということがぼんやり掴めてきて。
気付けば当然のように,私自身がメガビタミン実践者となっていました。
メガビタミンとは,ビタミンのメガ盛りのこと。
厚生労働省が公表している推定平均必要量や推奨量をはるかに超えた量のビタミンを摂取することです。
ざっくり言えば,ビタミンは酵素にくっつく補酵素として作用することで,身体のはたらきを支える化学反応を起こすのを助けてくれるもの。
酵素はヒトがそれぞれの身体の中で作っているたんぱく質。
そのたんぱく質は,そのヒトが持つDNA配列(遺伝子情報)に従ってアミノ酸がずらりと並ぶことで作られるので,ひとりひとり酵素たんぱくの組成は微妙に違うことになります。
その微妙な違いが,酵素(たんぱく質)と補酵素(ビタミン)のくっつきやすさを左右するのです。
つまり,ビタミンとたんぱく質の結合しやすさは人によって違うので,結合しにくいことによって起こりづらい反応があると,それはその人にとって身体のはたらきの不都合が出やすい(≒病気や症状となりやすい)部分ということになります。
でも,自分の身体の中のどんな反応が他の人より起こりにくいのかなんて判定のしようがないし,自分にとってビタミンが十分足りているかどうかも判断できるわけじゃない。
だったら「とりあえず大事なビタミンはひととおりたっぷり摂っておいた方がいいんじゃないの?」というのがメガビタミンの背景にある考え方です。
通常より100倍くらい結合しにくいことも大いにありうるので,ビタミン分子が100倍多ければその確率の低さを補えるだろう,だから推奨量の100倍くらいビタミンを摂っておく必要がある,というのが三石理論。
ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがありますが,少なくとも水溶性ビタミンは余ったら尿中に排泄されるので,万が一摂りすぎても副作用を恐れる必要は軽微なはず。
脂溶性のビタミンAとEは,摂り過ぎに少し気をつけたほうがいいかもしれませんね。
三石先生の書籍を読むと,ビックリするような量のビタミンを飲んでいらっしゃる方のエピソードが登場したりして,過剰摂取はそれほど心配しなくてもいいんだなという気にさせてもらえますが…,
試すときは自己責任で,くれぐれも慎重にチャレンジしてくださいね。
実際にメガビタミンをしてみた私に起きた変化については,またここでご紹介したいと思っています。