ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

人に物を教えるときに忘れてはならない2つのことに気づきました。

お盆ということもあり、久しぶりにひとり読書会以外の話題を。

ブログ休止期間中に息子は新たな音楽レッスンを受けるようになり、そのあと私自身がパーソナルトレーニングを受けるようになりました。

息子のレッスンにしばらく同席させてもらうときに先生に対して「へぇ…」と思っていたことが、私のトレーニングの中でトレーナーさんについて感じたこととピッタリ一致していてとても驚いてしまったのですが、それは、

(1) とにかく小さな承認を繰り返してくださること
(2) 折に触れて名前を呼んでくださること

の2点。

「OK」「うん、いいね」「すばらしい」「いい感じ」「前と比べて~が…になってよくなったね」など、たくさん声掛けてくださるし、同時に「よし、じゃあ息子くん(仮名)、次行ってみようか」とか「それじゃなおちゅんさん(仮名)、今度はこれね」みたいに名前を呼んでいただくことも多いのです。

今どきのレッスンの先生やトレーナーさんは、こういうコーチング技術も習っておられるのかしら? と可愛くない勘ぐり的メタ認知をついつい働かせつつも、実際息子も私もすごく気分よくレッスンやトレーニングを受けることができているのは間違いないわけで。

アドバイスを伝えたい相手には、正しい情報を熱く教え込むよりまずは心地よく感じてもらう関係を作ることが大事、と身をもって経験することができました。

私もそんな支援者でありたいな…という反省を込めて記事に残しておきます。