ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

子どもの注意や行動の障害を治す:診断(3) 食品添加物

「Healing Children’s Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments」。

 

はてブロのアプリから投稿するのは初めてなので、うまく送れるかドキドキです。

おかしいところがあれば後で修正しますので、ご容赦ください。

 

診断(3) 食品添加物


・アレルギー専門医ファインゴールド医師はアスピリン過敏症の人はサリチル酸を含まない食事をするよう提唱したが,サリチル酸を含む食用香料などでも同じ問題が起こる。着色料なども含めてサリチル酸が含まれるため除外すべきものは以下のとおり。こうした食品を避けることで子どもたちの多動がおさまるのを発見した彼は,子どもの健康に対する食品添加物の影響を調査した。

1. 食品:アーモンド,りんご,アプリコットブラックベリーさくらんぼ,カラント,グースベリー,ぶどうやレーズン,ネクタリン,オレンジ,桃,プラムやプルーン,ラズベリー,いちご,きゅうり
2. 食用香料:沈降的に調味されたすべての飲食物
3. 飲みもの:アルコール,砂糖,食品添加物,カフェインを含むすべてのもの
4. 薬品:アスピリン,すべての香水や歯みがき粉

・現代の食事の75%は加工食品。繊維とビタミン,ミネラル,ω3脂肪酸が欠乏し,加工脂質や単糖類,食品添加物が過剰。一人当たり年間140ポンドの食品添加物を口にする。

食品添加物は食物の栄養的な質を低下させる。90%が自然食品(whole food)で10%がジャンクフードであれば,10%のジャンク分の栄養を90%の自然食品で代償することができるが,これが80%がジャンクフードで20%が自然食品になると栄養面のカバーができない。

・ジャンクフードが自然な食事を退廃させるこの状況を正す方法のひとつはすべてのジャンクフードを駆逐すること,もうひとつは子どもの食事に必須アミノ酸や必須脂肪酸,ビタミン,ミネラル,食物繊維を追加すること。

・よくない食事の例としては,白い小麦粉と脂肪と砂糖で作られるドーナツである。この手の食物を摂りすぎると肥満・病気になって死に至るが,ドーナツをもらったことを喜んでいるだろう。

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【ひとりごと】 現代の食生活の中で添加物を完全に避けて通るわけにはいかないだろう。栄養面では必要なものが足りず,有害なものが多いという意識は忘れないでいたい。