ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

心も身体も「健康自主管理」したい人の必読書!

思いがけないドタバタはありつつ…

今日は朝から新幹線出張。
私の業務では年に数回の珍しいことです。
さらに珍しかったのは、新幹線がハローキティ車両だったこと。初めて乗りました。

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出張終えて帰宅後はゆっくりできるはずが、身近な負傷者による緊急対応で外出する羽目になり、ちょっとバタバタ。

戻ってきて遅めの夕飯を済ませ、さてやっとブログが書けます!

今日書きたかったのは、この本のこと。

これまでの本でもたくさん学ばせていただいているし、今回は読まなくてもいいかな…と少し思ったのですが、結局やっぱり読んでみたくなって注文しました。

医師や薬に頼らない!  すべての不調は自分で治せる

医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる

  • 作者:藤川 徳美
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2019/12/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

川徳美先生の最新刊。
12月3日発売になりました。

藤川先生の代表作「うつ消しごはん」や先生のブログをこまめに読んでいる人なら既知の内容が多いかもしれません。

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

  • 作者:藤川 徳美
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2018/11/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

それでもやっぱり私は読んでよかったと思っています♪

これまでの本といちばん違うのは、タイトルに「すべての不調」とあるように、さまざまな慢性身体疾患や神経疾患にも研究があること。

前書きに「現在、…診療の半分ほどは精神科の医師というより、慢性疾患を分子栄養学の栄養メソッドで治していくような治療を行うようになっています(p.6)」と先生が書いていらっしゃるとおり、先生ご自身が精神科領域に限らず豊富な慢性疾患の治療経験を積まれた結果が本の内容に反映されたのだと思います。

どんどん三石巌先生に近づいていらっしゃる気がする…。

私にとっていちばん面白かったのは…?

私がこの本の中でいちばん面白いと感じたのは、第3章。
「日本の医師はなぜ栄養のことを知らないのか」…ちょっぴり怖くなるタイトルです(笑)。


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この章を読んでいて我が意を得たりと頷けるところもたくさんあれば、自分の姿勢を振り返って反省させられるところもあり、最も刺激的でした。

発達障害バブルの真相」を読んだときと同じような、身の引き締まるような危機感が脳内を駆け抜けるような。

発達障害バブルの真相: 救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援

発達障害バブルの真相: 救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援

  • 作者:米田 倫康
  • 出版社/メーカー: 萬書房
  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

以前書いたレビューの第2弾が、内容的には最も重なるかも。

医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる」を読もうか読むまいか迷っている人は、ぜひ第3章だけでも目を通してみてほしいと思います。

そして、あとがきの最後の2ページ。
藤川先生の熱いメッセージに背筋がピンと伸びました。
医療を提供する側も医療を受けようと思う側も、お互い自分の頭で考えて自分の行動を選択していきたいですね。