ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

とうとうやってきた! 今日は年に一度の大イベントの日。

センター試験初日!

今日は「最後のセンター試験」初日ですね。
記述式問題導入するする詐欺(?)などでいろいろ揺れた試験でしたが、今日と明日、受験生さんたちが会場で自分の力を出し切ってくれたらいいなぁと思っています。

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受験生さんはもちろん大変ですが、試験監督などスタッフをされる方も実はすごく大変なんですよね。

以前私の家族が大学へ勤務していたことがあり、共通一次センター試験の時には週末出勤していました。
会場で試験監督するのも時間管理や答案回収など責任重大で緊張するそうですが、屋外で警備や見守りを担当した年もあって、ただ何時間も石油ストーブひとつ置いて外に立っているのもなかなかつらかったようです。

今もそういう役割、あるのかな。
どうぞ風邪などひかれませんように!!

受験生の親御さんも、お疲れさまです!

試験を受けるのはお子さん本人ですが、お子さんを試験会場に送り出す親御さんも今朝まできっと大変だったことと思います。

朝はこんな光景だったお家も多いのでは?
私の大好きなみーきちさんの漫画です。

親が代わりに勉強してあげるわけにいかない(笑)し、睡眠や食べものや健康状態や当日の持ち物に気を配って、ただただ見守るしかない。

お子さん本人がコツコツ淡々と学習が進められる人ならいいのですが、スランプや調子の波が大きいお子さんなら、もがき苦しむ姿をみることがあったり、身近にいる親御さんに八つ当たりしてきたりすることもあったかもしれません。

それでもやっぱり、親は見守るしかない。

大したことができないからこそのもどかしさが余計に親御さんを苦しめるんですよね。

子どものがんばり以上のことはできない

なんとか力になってあげたくても、結局はお子さんのがんばり以上のことは何もできないわけで。

親の不安を抱えられなくなって、子どもにガンガン発破をかけたり叱り飛ばしたりしたからといって、お子さんがさらにがんばるとも限らない。

親としては、無力なことを受け入れて、少しでも子どもの心身のコンディションがよい状態で送り出してあげるしかない…むしろそれこそが親にできる最大の貢献なのかもしれませんね。

お子さんが今日帰ってきたら、今日の試験はとりあえず「済んだこと」として、明日最良のコンディションでお子さんが出掛けられるよう応援してあげていただけたら嬉しいです。

なんと、そのためにとても役立つヒントがこちらのYouTubeで公開されています。お子さんと上手にコミュニケーションがとれたらいいですね♪

この動画、先日こちらの記事でご紹介した永掘先生のチャンネルのコンテンツなんです。

そして、明日無事にお子さんを送り出したら…、
ぜひご自身のことを「お疲れさま、私!」といっぱいいたわってあげてくださいね♪