ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

コロナ状況下、ずっと家にいるのが本当にベストなのか?

ずっと家になんて、いられない?!

家のストックを使い果たしてしまって急遽事務用品を買わねばならない状況になり、でもご近所の文具店には在庫がなく…。
これはDIYショップで探すしかない! と自転車で30分ほどの距離にあるお店へ出掛けてきました。

いや、不要不急の外出はもちろん避けているんです。
でもどうしても今日いよいよ必要になってしまったし、なくなりそうなのが心配で数日前からチェックしていたAmazonでは何日も在庫切れだったし、これはもうどうしようもない。

ええ、決して外出がしたくて出掛けたわけではありません。
外出するしかなかったんです…。
(ちょっとだけウキウキしてしまったことは否定しませんが…)

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すれ違った人、約20人。

片道30分、全部で1時間程度の外出。
人通りはとても少ないのですが、途中にとても長ーい上り坂ととても長ーい下り坂があって、自転車にはなかなかハードな道。

普段ならウンザリしてしまいそうな坂道も、こんなときだと「よーし、せっかくだから運動して帰るぞ!」とポジティブな気持ちになれるのが不思議。

上り坂の途中でリタイアしないというノルマを自分に課して、行きも帰りもしっかり下肢の筋肉を使い込んできました。おかげで今かなりの筋肉痛が…。

途中すれ違ったのはせいぜい20人、お店で接点があったのはビニールカーテン越しにやりとりしたレジの人おひとりだけ。
3密は回避して、ちゃんと目的のものを手に入れて帰宅できました。

こんなときでも、身体は動かさないと!

ちょうど今日「貯筋」ということばを知りました。
読んで字のごとし、貯金と同じように筋肉を蓄えて体力を養って将来に備えること。

今自宅から不必要に出掛けるのは(特に人と会う用事は)もちろん避けたほうがいいのはわかっているし、自宅で充分身体が動かせるような(トレーニングルームがあるとかお庭にプールがあるとか…)大きなお家に住んでいる方には無用な心配なのかもしれませんが、日本の一般的なアパート・マンション暮らしではよほど意識して身体を動かさないと廃用症候群(使わないことで身体が弱ってしまうためにさまざまな不具合が生じること)のような状態になりかねないと思うのです。

身体を使わないことで身体が弱ってしまったら、感染防御能さえ低下してしまう。
メディアには大集団を対象とした感染拡大を抑えるための助言はたくさんあるけれど、個々人の運動不足に対する警鐘は後回しになってしまっているように感じます。
自分の体調をよく見極めて(調子が悪いときは絶対無理しないで!)、感染リスクの少ない方法でセルフコンディショニングを各自しっかりやっていきましょう♪

もちろん、食事や睡眠も体調管理に積極的に生かしてくださいね。