ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

読みたい本の山から手に取ったのは「副腎疲労」に関する1冊。

感覚統合の本も読みたいけれど

感覚統合を自分の言葉で語れるようになりたい気持ちはもちろん継続中ですが、最近いろいろなところからまた読みたい本の情報が流れ込んできて、誘惑に抗えません。

読むスピードより溜まるスピードが速いのでだんだん積み上がるのですが、とりあえず昨日から読み始めたのがこちら。

…また物議を醸しそうなタイトルの本だね、と言われるかもしれませんが(笑)。
仕方ないですよね、読みたかったんですもん。

ちなみに著者のおふたりのうち、龍介先生はご自身が副腎疲労に苦しまれ、その克服のために学ばれたのだそうです。

副腎疲労症候群って…

副腎疲労については、まだまだ医学の世界では「そんなものは作り話だ」という声も大きいようです。

でもこの頃は、栄養のことも含めて親御さんのほうが書籍などを読んで質問してこられたりするので「何のことか知らない」では済まされなくなっています。

とにかくニュートラルな気持ちで1冊読んでみよう、と思ってこの本を手に取ったのでした。

ストレス状況になるとコルチゾール(副腎皮質ホルモン)がたくさん分泌されることは医学的にも認められていることだし、単発で短期間のストレスじゃなく環境因含めてじわじわ持続的にストレスが掛かり続けると副腎皮質が疲弊するのはわかります。

コルチゾールは副腎髄質でのアドレナリン合成を促進するので、髄質もストレスに対処する方向で活動するし、長く続けば疲弊するのもわかります。

そしてそのことが、子どもの生活リズムの乱れや意欲低下、多動傾向、集中困難、アレルギー症状などに幅広く関連している、というのがこの本の中の説明。

おそらく小腸の炎症やリーキーガット(腸管壁漏洩症候群)あたりから、ちょっとずつ現代医学の一般的な常識とは離れていく部分なのかもしれません。

ブロムベリ先生の書籍『Autism』の中にもグルテンに含まれるグリアジンが分泌させるゾヌリンが細胞間結合を破壊するという話は出てきていたので、あまり驚かずに読んでしまいましたが…。

全員が全員じゃなくても

おそらく、もともとの体質によっても腸内細菌叢によってもグルテンカゼインの影響に対する脆弱性には差があるのだろうと思いますし、この本にあるやりかたがとても有効な子どもたちもたくさんいるのだろうということはイメージできました。

もしも自分がこうした支援を必要としている子どもたちに出会ったときには、情報提供してあげられる態勢でいようと思います。

腸管や栄養や毒素の話だけでなく、第3章には原始反射の統合についても触れられていて、個人的には興味津々の1冊でした。

もしもご興味がある方がいらっしゃれば、ぜひ読んでみてくださいね。