ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

自分のPMS症状対策にちょっと本気を出してみたら、驚きの結果に。

月経前の自分の症状、もっと改善できるのでは?

診察室で思春期~20歳前後の女の子たちからPMSや月経関連症状のご相談を受けることがあまりにも多いので、必要性と好奇心に駆られてあれこれ本や資料を読むうちどんどん月経関連の知識が増えてきました。

こんなときにはこうすればいいんだな。
あんなときにはああすればいいんだな。

そしてふと気づいたのです。
…もっと私自身のPMS症状に対して、やれることあるんじゃない? って。

プレ更年期の悩みは、思春期とは違うけれど。

もちろん、私自身の月経の悩みは10-20代の女の子たちの悩みとは違います。
でも、月経周期のメカニズムがわかると、各論として取るべき対策は微妙に違っても、基本的には「プロゲステロンを増やし、エストロゲンを抑える」のが基本だということが見えてきます。

プロゲステロンを補ったほうがよいのは、Lee博士の書籍でも読んでいましたし、

実際天然プロゲステロンクリームでホルモンを補い、不眠の改善も実感していました。

思春期とは違って、プレ更年期にはある程度健康体でもプロゲステロンが自力で分泌できなくなるのが必然なわけですが、プロゲステロンを外から補う他にもビタミンやミネラルやハーブの力を頼ってみてもいいのではないか、と。

改善の余地、本当にあった!!

実際、自分の身体で試してみたら主に次のような違いが体験できました。

  • 頭痛を感じたときビタミンB6 100mgとマグネシウム250mgを飲むと、15分程度で治まった。
  • イワベンケイ黄体期に毎日1錠ずつ飲んでいると、月経開始までの点状出血がまったくみられず、黄体期も14日以上継続した。

この間、以前から愛用している天然プロゲステロンクリームは今までどおり使っていたのですが(最近はNOW社のものがプッシュタイプで便利だし基材のベトつきも少なくてお気に入り♪)、それだけでは解決しきれていなかったマイナートラブルにもまだまだ打つ手があったのだと実感できたのです。

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やはり、知識は力。
たったこれだけのことで憂鬱な悩みが消えてくれるなら、試してみないともったいない!! と心から思います。

閉経が近づく母親世代も、卵巣機能が未熟な子ども世代も、女性なら月経の悩みは避けて通れないもの。

気軽に試せて効果が得られやすくてリスクの低い対処法をたくさんの人に知っていただけたら、そしてお家でのほんの少しの試みで月経の悩みが軽減することを体験していただけたらいいなと思っています✨


こちらの児童精神科受診ガイドみたいに書籍にまとめてみようかな…