ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

ひいいいぃぃぃっ!! 恐怖の猛毒生物とまさかの遭遇…

今週半ばの某日、お昼で一旦仕事を終え、午後からの用事へ向けて移動することになっていて。

バスの時間を間違えて10分早くバス停に着いてしまい、こんな暑いのに我ながらアホだわーと思いつつ誰もいないベンチに腰かけてスマホを手にしたそのとき。

目の前の街路樹にガサガサッと乾いた音を立てて何かがぶつかって、私の足元に転がり落ちました。

あっ、セミだ。

もう寿命が近いのかな。
仰向けに落ちたのか、アスファルトの上でいつまでもくるくる回っているので、私のパンプスにつかまらせてあげたら起き上がれるかな…と足を動かした瞬間、なんとなくただのセミのサイズ感じゃないことに気づきました。

…ん?

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くるくる回っているのは、セミじゃない。
なんと、セミを捕まえたスズメバチが私の靴から5cmのところでセミをくるくる回しながら押さえ込もうと奮闘しているではないですか!!

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ひいいいいいぃぃぃぃぃぃっ!!

パンプスを差しのべる前に気づいてよかったわぁ…。
とりあえずスズメバチは目の前の獲物に夢中で、私のことなどまったく眼中にない様子。

そおっと立ってベンチの反対側に少し距離をとって座り直し、改めてじっくり観察(笑)。

これからどうなるのかめちゃくちゃ気になるのでしばらく動画撮影していたら、通りすがりのお兄さんに二度見されたけど、愛想笑いでスルー(笑)。

しばらく争った末、スズメバチは胸部の足が生えているあたりからトドメを刺したようでした。

セミをこのまま運ぶのか、ちぎって運ぶのか、…最後までずっと見届けたかったのですが、バスが来てしまって時間切れ。

まさかこんな猛毒生物の戦闘シーンを目の前で見ることができるとは…。
自分のアホな勘違いのおかげで、自然界の厳しい瞬間をちょっとだけ見守らせてもらえて、可哀想だけどちょっぴり得した気分でした。

落ち着いて調べてみたら、私が出会ったのはオオスズメバチのよう。頭楯下の突起の数で見分けるのだそうです。へぇ~!!

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オオスズメバチは8-10月が繁殖期で危険度が増すようなので、みなさまもどうぞお気をつけくださいね。