ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

子どもの注意や行動の障害を治す:治療(2) 栄養の処方…ビタミンB6、B複合体、E、AとD

火曜日恒例、ひとり読書会。 今日はビタミンB6とその他のビタミンの話。読んでいるのはこちらの本。Healing Children's Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments: Complementary Nutritional and Psychologic…

ローストビーフ作りに新たな課題が見つかる。

ローストビーフのこと、Twitterで公開したら… 昨日のローストビーフ作成の記事をいつものようにTwitterで公開したところ、「電気圧力鍋で作れますよ」とyasuさんが教えてくださいました。そして紹介してくださった本が、なんと勝間和代さんの「超ロジカル家…

我が家の高タンパク生活に新レパートリー誕生!

以心伝心で夕飯メニューが決まる… 息子とスーパーに行ったら、お肉売り場でエンドレス再生されていた料理動画に目が釘付けになっていました。画面の中でみるみる完成されていくローストビーフはたしかにとても美味しそうで、息子と「今晩のおかずはロースト…

年末年始の休みにも休みたくないことは○○!

年末年始の休暇スタート! 昨日で仕事納めだったので、ようやく休暇突入。 …休みのほうがバタバタ忙しいのは何故(笑)?しばらくブログはゆるーく更新していきます。 よろしくお願いします♪ 休みでも休みたくないことは… お仕事は休みでも、休みたくないの…

大人と子どものフラットな関係性のよさを思い出させてくれる漫画。

今日届いた、大好きな漫画。 昨日が発売日だった、私の大好きな漫画「三月のライオン」がAmazonから届きました。3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)作者:羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2019/12/26メディア: コミックせっかく届いた最…

自閉症スペクトラム障害の症状を改善するには○○・○○トレーニングと○○○○活動が効果的?!

視覚や運動のトレーニングの有効性、また示される 治そう発達障害どっとこむでひろあさんが紹介されていた論文がまたまたとても面白そうで。2本紹介されていた論文のふたつめのほうの元論文をちょっと丁寧に読んでみることにします。 「視覚・運動トレーニン…

保護者面談について、モヤモヤしてしまったのはなぜ?

冬休み前の定番行事といえば 冬休み前の保護者面談が行われるこの時期。 進路相談に真剣な受験生の学年もあれば(たぶん3者面談ですね)、通常どおりの面談という親御さんもいらっしゃるはず。診察室でもいろいろ報告を聞かせていただいています。保護者面談…

子どもの注意や行動の障害を治す:治療(2) 栄養の処方…ビタミンC(後半)

火曜日恒例、ひとり読書会。 今日はビタミンCの話、後半。もちろん、この本のなかの一部です。Healing Children's Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments: Complementary Nutritional and Psychological Tr…

「働けない縛り」から解放されたのはなぜ?

働きたいのに働けないジレンマ ちょっと前の話ですが、高校を卒業しても仕事に就けないと悩んでいたお子さんとお会いしていました。進学するつもりはなくて高校を出たら働きたいとは思っていた、でも高校生活で自分に自信が持てなくなった、と。「何をしても…

子どもの失敗を親がどこまでカバーすればよいのか?

思い掛けないハプニング 今日は久しぶりに外出の予定がない休日だったので、いろいろ捗る予定でいたのですが…、息子の起こしたハプニングに慌ていたところに、冷蔵庫まで故障するなど、思い掛けないことがあれこれ起こりすぎて結局思ったほど何も進まずに過…

サンタさんが来るか来ないか決めるのは、誰?

今週のお題「クリスマス」 この時期、よく話題にのぼるのは… この時期になると子どもたちが診察室でよく話題にするのが、クリスマスプレゼントの話。 リクエストしたのはゲームソフトだったり、単行本コミックだったり、ミュージックプレイヤーやイヤホン・…

利き脳に利き目に利き手? 利き側問題の沼へ飛び込む。

新たに好奇心をくすぐられる本が!! 最近、またしても非常に面白い本を読み始めました。ドミナンス ファクター 左? 右? 目・耳・手・足・脳半球の優位側を知ることで、あなたの学習能力は飛躍的に向上する (Dominance Factor dominance factor)作者:Carla H…

ついに最終決定! どうなった? 公立高校入試改革。

ついに、高校入試改革の内容が決定! こちらのブログでも興味を持って見守ってきた広島県の高校入試改革問題。ついに最終決定に至ったようです。リンク先はいずれ削除されると思うので、スクショも載せておきます。 現在の小学6年生から適用 入試制度改革素…

謎を解く鍵は、お母さんの子ども時代にある?!

お母さんの子ども時代のお話を聞くこと お子さんの診療が一段落すると、ふとしたときにお母さんがご自分の子ども時代のことを話してくださることがちょくちょくあります。お母さんご自身が自分の子育てを振り返るときに自分の育てられ体験も振り返られるのか…

子どもの注意や行動の障害を治す:治療(2) 栄養の処方…ビタミンC(前半)

火曜日恒例、ひとり読書会。 今日からビタミンCの話。 …長かったので、今日は前半のみ。この本をコツコツ読み続けています。Healing Children's Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments: Complementary Nutr…

ナイアシンを飲むと高血糖になるってホント?!

ナイアシンの副作用って? たしか三石厳先生の書籍だったと思いますが、「ナイアシンの唯一の副作用は若返り」と書かれていた記憶があります。でも、先日の記事にも書いたとおり、嘔気や食欲低下が起きたり、血管拡張で低血圧になったりと体調に影響を及ぼす…

憧れの先生のお話に、大いに反省する。

大好きな先生のお話の世界に浸る 昨日、お隣の県から私がとても尊敬する先生が講演に来てくださいました。 お話しくださった内容は、研究でも理論でもなく、どっぷり臨床のこと。大ベテランの先生なのに、いつも本当に丁寧に患者さんと向き合っていらっしゃ…

トレーニングが生んだ劇的な変化、そして新たな栄養素に手を伸ばす。

今も続いている、パーソナルトレーニング しばらく触れていませんでしたが、相変わらず週に1回パーソナルトレーニングに通う生活を続けています。開始から8ヶ月ほど経ちましたが、自分の身体の使い方が明らかに変わってきていることに毎日の生活の中でも気づ…

「運動したら自閉症は治る」のかも…??

マウスといえども、気になる結果 数日前、SNSで見かけた研究論文の記事がとても興味深くて。Andoh.M et al. Exercise Reverses Behavioral and Synaptic Abnormalities after Maternal Inflammation.Volume 27, Issue 10, 4 June 2019, Pages 2817-2825.e5東…

子どもの準備性を見極めるため、大人の✕✕✕を磨こう!

親は子どもに期待をかけるもの… 親子あるあるだと思いますが、親のほうは子どもに「こうあってほしい」「このくらいできてほしい」という期待や目標を持っていて、でも実際の子どもの言動が親の期待するレベルには現状届いていないとして。そんなとき、親と…

私の失態と、ビタミンによる副作用のヒヤリハット報告。

ビタミンは安全? これまで「ひとり読書会」で読んできた本では、 RDA(推奨一日投与量)は健康な若年男性を基準に決められたもので、もっと多くの量を必要とする人はたくさんいる 水溶性ビタミンは余れば尿中などに排出されるので摂りすぎを恐れる必要はな…

子どもの注意や行動の障害を治す:治療(2) 栄養の処方…ビタミンB3

火曜日恒例、ひとり読書会。 今日からビタミン各論。まずはB3から。読んでいるのは、こちらの本。Healing Children's Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments: Complementary Nutritional and Psychological…

またもや、運命的出会いの予感…

袖振り合うも多生の縁… またしてもSNSのどこかで偶然出会った1冊。 もしかしたらAmazonからのオススメだったのかもしれないけれど、何かの拍子に気になって、とりあえず購入して、そのままになっていた本にやっと手をつけました。限界を超える子どもたち──脳…

親の緊急事態に遭遇した子どもたち

子どものピンチに親は駆けつけるもの 先日、息子が出先で怪我をしたことで一緒にいてくださった方から呼び出しの連絡をいただきました。 「病院で手当を受けた方が…」と心配していただきましたが、とりあえず傷を確認して持っていったもので簡単な手当てをし…

研修出張に出掛けて、学んできたのは自分…

昨日、新幹線で出張したのは… 昨日ハローキティ新幹線に乗って県内出張したのは、思春期の子どもの育てにくさに悩む親御さんのグループを運営している/したい支援職のための研修、というお仕事でした。 その研修の中では何かものすごく特殊なことをするわけ…

心も身体も「健康自主管理」したい人の必読書!

思いがけないドタバタはありつつ… 今日は朝から新幹線出張。 私の業務では年に数回の珍しいことです。 さらに珍しかったのは、新幹線がハローキティ車両だったこと。初めて乗りました。出張終えて帰宅後はゆっくりできるはずが、身近な負傷者による緊急対応…

PISA2018の結果を読んで、スルーできなかった違和感

PISAの話は終わろうと思っていたけれど… 昨日記事にした、学習到達度調査PISAでの日本人の読解力低下の話。 もう昨日で終わりにしようと思っていたのですが(それほど興味ないという方も多いでしょうし…)、今朝のyahoo!ニュースの記事を見てやはりこのまま…

PISA2018、子どもの読解力落ちてるってよ…

PISA2018の結果が公表されました 文部科学省のウェブサイトにPISA(Programme for International Student Assessment:国際的な生徒の学習到達度調査)の結果が公開されました。3年に一度、OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:…

子どもの注意や行動の障害を治す:治療(2) 栄養の処方

火曜日恒例、ひとり読書会。 今日は、ビタミンをどう処方するかの話です。読んでいるのは、引き続きこちらの本。Healing Children's Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments: Complementary Nutritional and…

文科省は変わった。学校はどうだ?

自宅学習の出席日数カウント問題 ちょっぴりターミネーター風のタイトルで始めてしまいましたが、ちょうど昨日のYahoo!ニュースにこんな記事が出ていました。 (記事が削除されたときのために一部スクショしました。)通常の公立学校でなくシュタイナー教育…