ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

学校生活

焦りを感じ、優しさに触れ、心配になる。

迫り来る、脱自粛生活 今日は息子の2度目の試験登校日でした。出席番号で半分に分けて、午前午後入れ替わり制。 前回は午後登校だったけど、今日は午前の番。 今まで毎日が日曜日みたいだったので、朝から出掛けるとなるとやっぱり慌ただしくなりますね。さ…

9月1日のような6月1日に最大限の注意を払おう!

総合病院の先生とのやりとり 今日、久しぶりに総合病院に勤務していらっしゃる先輩医師から連絡をいただきました。 やりとりの中で、ドキッとするような話に。「うちの病院の救急病棟に、小学生や中学生が昨日から何人か搬送されてるんだよね……」あぁ、それ…

休校延長? 判断バラバラ? それでも今できることを。

GW本格突入ですが… 5月に入り、いよいよ本格的にGWに突入したわけですが、例年とは街の景色や待ちゆく人の雰囲気も全然違います。シャッターの降り続けるお店、まばらな人影、9割以上マスク着用…。連休が明けたら子どもたちの学校再開かと思いきや、広島県で…

痺れる!! トップのリーダーシップが現場のためらいをグイッと動かす。

再休校から丸4日経過 長〜い休みのような気がしますが、息子の学校が再度休校になってからまだ丸4日。週末も挟んだし体感的にはものすごく長いですが、まだそんなものなんですね…。さて、あちらこちらで話題にのぼっている「オンライン授業」。息子の通う学…

親も子も先生も手探りの新年度、とてもありがたい先生の工夫とは?

新年度の心配ごとのひとつはコレ! 年度が変わっていちばん心配でドキドキするのは、担任の先生との出会い。担任の先生の「よしあし」を語るなんておこがましい話ですが、やっぱり気になるのは子どもとの相性かもしれません。世間的には評判がよかったり人気…

歯切れの悪い卒業報告:彼女に何が起こったか?【後編】

卒業文集用作文の波紋 前回の記事は、なぜか浮かない表情の親子のお話。今日はこの後編です。私に作文を見せてくださったあと、「お母さんはあなたの夢は素晴らしいと思うし、応援してる。でも先生とわざわざ喧嘩したいわけじゃないし、たぶん先生はお金儲け…

歯切れの悪い卒業報告:彼女に何が起こったか?【前編】

歯切れの悪い報告を聞く 今日もまた、学年が終わった報告をしてくださるお子さんや親御さんとお会いして。その中で、小学校の卒業式の様子を聞かせてくださったお子さんと親御さんがいました。「卒業式は、ええ、まぁ、無事に終わりました…」とお母さん。あ…

そのお子さんの状態は、決して子どものせいじゃない。

年度末の報告 この頃よく診察室でお聞きするのは、年度末の報告。こじんまりと行われた卒業式。 全員マスク着用、歌わない、卒業証書は教室で担任が配るなどの異例づくしだったとか。最終学年でなければ終業式もなくぬるっと学年が終わり、通知表だけは親ま…

来年度、楽しいキャンパスライフを送ってほしい人たち。

大学はすでに年度終了のよう 最近、診察室で大学の年度終わり報告をよく聞くようになりました。講義やテストはコロナ騒動前に終了していて、成績発表だけが3月というところが多いみたい。 郵送だったり、オンラインで確認するスタイルだったり、大学によって…

思い切って本音を投げかけてみた結果…

「診断書=印籠」問題に切り込んでみた 先日の記事に書いた、「診断書=印籠」問題。このまま放置しておくのはやっぱりよくないと思い、勇気を出して学校と直談判させてもらうこととしました。このタイミングまで待っていたのは、私が学校に対してアクション…

制服! 髪型! 校則への真っ当な不満に唸る。

制服への不満をお聞きする 制服を着たくない、という患者さんにお会いしたことがこれまで何度もあります。理由はそれぞれにあって、 暑くても冬服の上着を脱いではいけないといわれる 性別違和(性同一性障害)があるのにスカートを履かなくてはならない/ス…

憧れの人との、思い出のエピソード。

4万PV、ありがとうございます✨ 個人的なご報告になりますが、昨晩、このブログの閲覧数が4万PVを突破しました(朝見たら突破しちゃってました…)。年末年始を挟んだ今回もまた1カ月未満で1万PVもの閲覧をしていただけたことをとてもありがたく思っています。…

意外? 当然? 診察に来たくない理由を聞いてみる。

次回予約を決めるとき お子さんと親御さんに診察に来ていただいて、たいてい最後にすることは次回予約日の決定。土日に開いていないうちの職場では、どうしてもお子さんに学校を早退や遅刻の形で抜けてもらうことになりますし、予約日は主に親御さんのご都合…

脱・普通科な進路を目指す受験生へのリスペクト。

専門性のある高校へ進学すること 診察室でお会いするお子さんたちの何人かは、毎年普通科ではなく専門性を持った高校へ進学していきます。 たとえば工業高校や商業高校であったり、看護科や国際科や理数科クラスであったり、調理コースであったり。高校に入…

学校の先生方必読! 保護者との良好な関係づくりのためのコツ満載の本とは?

冬休み読書のラストは、学校の先生へのメッセージ。 年末年始に読みたかった本、3冊目はこちら。 「保護者トラブルを生まない学校経営を“保護者の目線"で考えました」保護者トラブルを生まない学校経営を“保護者の目線"で考えました作者:永堀 宏美出版社/メ…

保護者面談について、モヤモヤしてしまったのはなぜ?

冬休み前の定番行事といえば 冬休み前の保護者面談が行われるこの時期。 進路相談に真剣な受験生の学年もあれば(たぶん3者面談ですね)、通常どおりの面談という親御さんもいらっしゃるはず。診察室でもいろいろ報告を聞かせていただいています。保護者面談…

文科省は変わった。学校はどうだ?

自宅学習の出席日数カウント問題 ちょっぴりターミネーター風のタイトルで始めてしまいましたが、ちょうど昨日のYahoo!ニュースにこんな記事が出ていました。 (記事が削除されたときのために一部スクショしました。)通常の公立学校でなくシュタイナー教育…

「気にならない子」こそしっかり気にかけるコツは?

クラスの中の、目立たない子 最近SNS経由で知ったこの本、タイトルがとても気になったので読んでみました。学級崩壊の原因はそこだった! 「気にならない子」を気にとめる、見落とさない指導法!作者: 城ヶ?滋雄出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2019/10/30メ…

臭いものに蓋をしていたら、子どもの自殺は減らせない。

「自殺の要因 6割『不明』」ってどういうこと? ちょっと重い話題ですが、これは触れずにいられません。 どうぞおつきあいください。 今日のNHKニュースより。とても悲しい、残念な結果です。職場の業務として「自殺対策」に取り組んでいる立場のひとりとし…

女の子の進路について相談されたときに考えること。

女の子の進路についての話題になるとき 診察室で女の子のお母さんとお話ししていると、よく聞くのがこの言葉。「息子のときは本人の好きにすればいいと思っていたけど、娘には将来どんな職業に就かせてやったらいいのか悩む!」…分かります。 残念だけど、す…

嬉しすぎるニュース! 内申制度の見直しが始まります。

思いがけず飛び込んできた朗報 今朝のYahooニュースを何気なく眺めていたら、とても気になる項目が目に留まりました。 内申書が不安で「楽勝部活に生徒殺到」「やる気ない生徒会に立候補」 広島県では大幅改革も(asahi.com) dot.asahi.com あぁ、なんと嬉…

クラスの子が不登校になったときに心配してくださっている先生にお願いしたいことは…

不登校の子どもと,担任の先生 不登校や学校に通うのがしんどくなっているお子さんとお会いするとき,あたりまえですが必ず話題にのぼるのは担任の先生のこと。お子さんも親御さんももちろんそれぞれですが,担任の先生も本当におひとりおひとりそれぞれだな…

「重すぎるランドセル問題」も即解決?! デジタル教科書導入が進まない理由は?

先日見かけたこの記事に関連して、モヤモヤしています。デジタル教科書、なぜ学校で使えない? 読み書き障害に有効も「特別扱い」と導入に難色記事に不満があるわけではなくて、ホントになんでデジタル教科書導入は進まないんだろう、と。実際に診察室でお会…

書ききれなかった、今の私の不登校観。

不登校のお子さんとお会いするとき、そのお子さんに関して「学校へ行く方向と行かない方向の、どちらで応援していいかわからない」というスタンスでお会いするのは確かなのですが、一般論として、学校へ行くのと行かないのとどちらを支持しているかと聞かれ…

知らなかった! 不登校をめぐる法律の話。

不登校への関わり方をテーマにした講演会の依頼を受け、鋭意準備中です。日頃不登校のお子さんに合わせていただくことは多いし、自分なりに語りたいことはあるのですが、最近、国や文部科学省の政策ってどうなってるんだろう? と改めて調べてみたら、ここ数…

お祭り騒ぎで終わらないでほしいこと。

今日から息子は夏休みが明けて学校再開です。 この時期、子どもの自殺を心配する声がメディアでたくさん上がるようになりました。 学校に通うことがしんどい子どもたちがいる、と気遣ってもらえていることはとてもありがたいと思います。 子どもの頃、「ああ…

子どもの恥ずかしいできごとを一瞬で誇らしい体験に変える技術とは?

小1のときから「好きな科目は体育」と豪語して憚らない息子ですが,親の目から見て決して運動は得意ではありません。 それでも,体育の時間はとても楽しみなよう。いつもはりきって参加しています。 さて先日,そんな彼が膝から下に大きな擦り傷を作って帰宅…

打ちのめされるほど魅力的な音楽の授業参観とは?

先日,今年度2回目の息子の参観日に出掛けてきました。 前回は担任の先生の授業を拝見してとても安心したところでしたが, nao-chun.hatenablog.jp 今回は初めて音楽の授業を専科の先生がしてくださる様子を見ることができました。 去年までは,音楽の授業も…

運動会前のこどもたちは,ストレスいっぱい。

運動会といえば秋の行事だったのは,私がこどもの頃の話。 最近は,5月に運動会が開かれる学校が増えてきたようです。 運動会の前には,学年ごとの団体演技,団体競技や徒競走の並び方に入退場,入場行進,そして高学年になると応援団とか放送とか校旗掲揚と…

でんじろう先生の過去が与えてくれた勇気。

私が毎回録画してでも必ず観るテレビ番組のひとつに「しくじり先生」があります。 芸能人やスポーツ選手などが,自分の過去の失敗をユーモアを交えて講義形式で話してくれるバラエティ番組なのですが,先日なんとサイエンスプロデューサーとしてご活躍の米村…