ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

10代の女の子にも安心のPMS対策本、出版しました!

ついに「PMS対策本」出版です!

ずっとあたためてきたPMSと生理痛に関する本、とうとう書き上げました。

私にとって、2冊目のKindle出版です。
ちなみに前作はこちら。

前作は自分の日頃の診察室での姿勢や考え、心構えみたいなものをまとめた、まさに児童精神科医として児童精神科受診について語らせていただいた本。

でも今回の内容は、PMSや生理痛。
産婦人科医でもない私が月経に関する本を書くことには大きなためらいもありました。
そりゃだって、門外漢ですからね…。

それでも、この本を書いた理由

門外漢がすみません💦 という気持ちもありながら、それでも私がこの本を書き上げたのには理由があります。

そのひとつは、診察室で10代の女の子たち月経の悩みをお聞きする機会がとても多いから。

不登校や学校への行きづらさを抱えている女の子たちから、PMSや生理痛がつらいと打ち明けられる確率は結構高いのです。

ただでさえ足取りが重くなりがちなところが、月経周期に振り回されてますます登校が億劫になってしまう気持ちもわかりますよね。

不登校など心の困りごとがあって児童精神科にたどり着いてくれた女の子たちにとっては、月経の悩みのために産婦人科に行くよりもそのままいつもの児童精神科でイライラや落ち込みなど心の問題として相談するほうが気持ちは楽なはず。

だってきっと児童精神科に来るのだって最初はためらいがあったでしょうし、せっかくここへ来て話ができるようになったのに産婦人科受診というもうひとつ新たなハードルが登場するとなると、負荷が大きそうですよね。

それなら、産婦人科に行く前におうちで試せるセルフケアをお伝えして、それでも解決しなかったらそのときに改めて産婦人科受診を検討してもらってもいいのかも、と考えるようになりました。

それに、産婦人科をおすすめしたときの、お母さん方の微妙な表情も気になっていたんですよね。
「この子を産婦人科受診させる、ってこと…?」という戸惑い。
そのお気持ちもとてもよくわかるのです。

ますます、おうちで試せるセルフケアはお子さんにとっても親御さんにとっても負担が少ないのでは? と感じるようになったのです。

この本の中には、ものすごくお金がかかるとか、身体に負荷がかかるとか、手技が難しいとか、そんな方法はひとつも登場しません。
それでも、PMSや生理痛を和らげることができる方法があるのをぜひ知っていただきたかったのです。

ちょっぴり小難しいところも

自分で書いておいてナンですが、医学用語なんかもちょいちょい飛び出してちょっと難解な部分があるかもしれません。

月経の問題に対処するには、自分の月経の何がどんな不具合を起こしているのかを把握する必要があるので、どうしても臓器やホルモンや栄養素の話は避けて通れません。

この本を出版する前に数人のおとなの女性に読んでもらって、わかりにくい部分にはかなり修正を入れてきました。

それでも、読んでいただいて「ここ、わかりにくいぞ!」という箇所がありましたら、ぜひAmazonレビューやこちらのコメント欄などで教えていただけると嬉しいです。
疑問にはお答えしたいですし、本文にも修正を加えていきたいと思います。
小さな改訂がしやすいのは、紙の本と大きく違うメリットですね!

みなさんのPMSや生理痛が早く解消されることを心から願っています♪