ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

どうしようもないことは、ただもう受け入れるしかない。

今日は1日中この話題ばっかり!

全国の小中学校を春休みまで休校に。

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今日はとにかく朝からこの話題一色でした。

朝の始業時間に、息子の通う学校から保護者一斉メールで「教育委員会の判断を待ち、決定次第再度連絡します」と。

そりゃそうですよね。学校の一存では決められないはず。
職場のワーキングマザーたちと各校からの連絡状況を報告し合っての業務スタートとなりました。

診療時間中も最新情報飛び込む、飛び込む。

診察室に入ると、携帯電話は執務室に置きっぱなしで情報からは遮断されます。

それでも、お会いする患者さんとその親御さんが次々と、
「この子の学校では…」
「ついさっきテレビの速報で、知事が…」
「うちの市では、各校の校長が集まって協議したみたい」
とフレッシュな情報を生で教えてくださいます。

意外と一律ではないのね…とちょっと驚いてみたり。

ワーママさんの切実な声…

ワーキングマザーさんたちは一様に「困った」を連発。うんうん、よくわかります…。

ただでさえ忙しい年度末。今さら仕事の休みなんて取れないし、夏休み並みの子どもサポート態勢をそんなに急に作れるわけがない、と。

都会ではリモートワークなんて声もあがっているようですが当地ではそんなの普及してないし、薬局勤務のお母さんも保育士のお母さんも休みの取れない対面業務だし。

お子さんが成人したお母さんたちにも「先生はお子さん大丈夫?」と沢山心配していただいて感謝です。
いや、まぁ、大丈夫ではないけど、…ねぇ。

最終的に午後7時頃、正式に休校決定のメールが届きました。

個人的には我が子よりも、学校という行き場を失ったマルトリートメント家庭のお子さんたちのことが非常に気掛かりです。
どうか、この期間を上手くやり過ごせますように。
必要時には上手にSOSが出せますように。
そして、児相職員のお家のお子さんたちも、心穏やかに過ごせますように。