コンディショニングを学んで,考えたこと。
少し前のこと,栗本啓司先生(ご著書はこちらとこちら)にコンディショニングを教えていただく機会がありました。
お聞きしたいことをあれこれお尋ねして,実際にボディワークも体験させていただいて…。
診察室でお会いする患者さんたちや親御さんたちに還元させていただけそうなことをたくさん学ばせていただきました。
印象に残ったことがたくさんありましたが,いちばん大きかったのは「どうやら私は直感的に感じたり受け止めたりするのが苦手らしい」と気付いたことでした。
何か教えていただいたときに「どうしてそうなるのか?」「どうすればそれがわかるのか?」「具体的にはどういうことなのか?」とひとつひとつひっかかってしまう。
自分のことを聞かれたときにサッと答えが出ず「本当にそうなのか?」とちょっと考え込んでしまう。
私にはそんな癖があるようです。
研修医の頃に患者さんと面接するときの心構えを教わったとき,
「相手の話を聞いて『なんとなくわかった気になる』のは危険。中身を丁寧に知ろうとすることが大切」
と言われ続けたことが影響しているのかもしれません。
でも同時に,
「『わからないことをわからないままにしておく力』も大切」
とも教わりましたっけ…。
もしかしたら,どちらがいい・悪いの問題ではないのかもしれません。
でも,直感系と熟考系,どちらのモードも柔軟に使い分けられるともっと楽かも?
これから,心も身体もうまく弛められるようになりたいな…と思いました。