ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

けん玉と息子:興味を持った技,そしてスランプ。

私のけん玉熱を見て,けん玉に興味を持った息子。

やはり大皿から練習を始めました。

けん玉への苦手意識歴も抵抗感も少ない彼は,やっぱり上達が早い!

息子専用けん玉を手にしたその日のうちに,大皿を連続17回決めることができ,まぐれっぽいけれどとめけんを1回,飛行機を2回も成功させていました。

その翌日にはろうそくも数回成功し,また飛行機を一度決めて…と順調な滑り出し。

そしてこの日,彼はとても気になる技を見つけて練習し始めることになります。

それは,もしかめ。

「もしもしかめよ かめさんよ …♪」の歌を歌いながら演技することもあってこの名がついたようですが,大皿と中皿(けん玉の底にある皿)の間でリズミカルに玉を移動させ続けるという連続技があって,これの記録を伸ばすことに熱中し始めたのです。

この日は長く続いても4-5回。とてもじゃないけど「もしもしかめよ」の歌を歌い終えることなんてできません(1番を歌い終えるまでが32回)。

もしかめに興味を示した息子を見て,私はぼんやり考えていました。

玉を一度皿に乗せたりけんに差したりする単発の技と比べて,もしかめは集中力を長く保たないと続けることができない技…なので,もしかめの練習を続けることは彼の集中力を育てるのに役立つかもしれない,と。

ちなみに,もしかめの世界記録は8時間…しかも達成した方は何人もいらっしゃるらしい! もちろんそんなすごいレベルまでいかなくても,息子がもしかめに取り組むことで少しでも集中力をつけてくれたら…。

そんなヨコシマな私の思いが伝わったのか,特にプレッシャーを掛けたつもりもないのですが,思うように技を続けられない息子は少しずつイライラを募らせるようになりました。

…あぁ,やっぱりけん玉は楽しんでやるのがいちばん!

そう思い直してヨコシマ心を反省し,「腕が疲れたらうまくいかないし,どうしても調子が出ないときもあるし,続かないなぁと思ったときは一旦やめたらいいよ」となだめながら様子をみていました。

さて,息子はけん玉を楽しく続けられるのか…??