大ピンチを迎えたときに,忘れずにいたい心構えとは?
1年くらい前のこと,使い慣れていたPCソフトが突然起動しなくなりました。
「PaintshopPro」という,画像編集ソフトです。
画像に関して私が「こんなふうに加工したいなぁ!」と思いつくようなことは何でも実現させてくれる大好きなソフトだったんですが,ある日を境に起動しようとするとオープニング画面が延々表示されるのみで,うんともすんとも言わなくなってしまって。
正直,大パニックです!!
年賀状のデザインづくりにも,証明写真用のサイズ加工にも,ちょっとPowerPointに載せたい画像を作るにも,なくてはならない存在だったから。
でも高いお金を出して別のソフトに乗り換えるのも悔しくて,勇気を出してGIMPという超有名高機能画像編集フリーソフトに乗り換えることを決意。そのとき必要な機能を調べては,おっかなびっくり使ってみることに…。
使い勝手がいろいろ違ってまだ十分思うようには活用できていないところもありますが,マニュアル本やサイトを参考にしながら,ずいぶん使いこなせるようになってきました。
今日も朝から自由な時間があったので,それでブログタイトル画像を編集してみたりして。
私が頼りにしている本はこちらですが,ほかにもたくさん出版されていると思います。
できるクリエイター GIMP 2.8独習ナビ Windows&Mac OS X対応 (できるクリエイターシリーズ)
- 作者: ドルバッキーヨウコ,オブスキュアインク,できるシリーズ編集部
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
画像ソフトといえば3カ月くらい前からもうひとつ,InkScapeという新しいソフトに挑戦しています。
これも無料なんですが,写真の加工というよりゼロからイラストを描くのに向いているソフトです。なおちゅんのすずめのイラストはInkScapeで作成しました。
ずっと苦手意識を持っていた「パス曲線」なるものを初めて自分でも扱えるような気分になれたのはこのソフトのおかげ。
こんなすごいソフトウェアをフリーで公開してくれるなんて,ありがたすぎます。
困ったときにすがらせてもらうのは,こちらの本。
できるクリエイター Inkscape 独習ナビ Windows&Mac対応
- 作者: 大西すみこ,小笠原種高,羽石相,山本潤一,できるシリーズ編集部
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2016/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
InkScapeを使おうと思ったのは,自分で描いた絵でグッズを作ってみたかったから。
フリーハンドの絵はへたくそすぎて,ペンタブで本格的に絵を書くような腕前じゃないし。テキトウな絵をそこそこ整えられるようなソフトはないのかと探していて,辿りつきました。マウスでヘロヘロな線を引いても,クリックひとつで滑らかな曲線に変換してくれたりする機能は感動ものです。
で,作ってみたグッズはこちら。
「うつ消しごはん」にインスパイヤされ,毎日たまご3つとお肉200gを食べて,1日50gくらいのタンパク質が取りたいですねーというメッセージを込めてイラストを描きました。
万が一購入したいと思ってくださる奇特な方がいらっしゃったら,こちらのサイトからお買い求めいただけます。
話があちこちに飛んでしまいましたが,この1年の画像ソフト遍歴を振り返ってみて思うのは,もしもPaintShopProが今までどおりスムーズに使えていたら,今の私はこんなふうになっていなかったと思うのです。
なんとかして新しいソフトに慣れねばとがむしゃらになることもなく,パス曲線をいじってイラストを描いてみようというステップに踏み出すこともなく,漫然とPaintShopProがすべてと思う世界の中で過ごしてしまっていたのではないか,と。
トラブルはトラブルでも,何がどう転ぶかわからないものです。
ピンチに見舞われても,ひすいこたろうさんのように「これは何のチャンスなんだ?」って(内心大あわての中)見方を切り替えるのもいいなぁ,とふと思う祝日でした。
…私の場合は結果論ですが,最初から「これは何のチャンス?」って思えるようになりたいなぁ。