ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

漢方嫁日記「体質改善編」を読んで、深く反省中…

漢方嫁日記「体質改善編」、読みました!

先日読んで私の漢方への苦手意識を和らげてくれたこちらの漫画。

漢方嫁日記: 老舗漢方薬局のお嫁さんになって学んだ体の整え方

漢方嫁日記: 老舗漢方薬局のお嫁さんになって学んだ体の整え方

その続編が今年8月に出たことを知り、早速購入しました。

ふむ、今度の漫画は前作よりちょっと難しいぞ…?

「風邪と気候」は特に関心あり!!

自分自身はあまり冷え性とは縁がない(むしろ暑がりなのをどうにかしたい!)ので第1章はサラッと読みましたが、第2章の風邪については知らないこと、知りたいことがいっぱい!

風・湿・燥・寒・暑(・火)の六季がそれぞれ主に春・梅雨・秋・冬(または冷房)・夏に対応していること、
六季が身体に負担を与える形になると六淫と呼ばれ、風邪・湿邪・燥邪・寒邪・暑邪、そして火邪=激しい炎症に至ること。

対策としては免疫力を高めて自分の中に「邪」たちを入れないに限るし、入ってきたら早めに漢方で迎え撃つこともできる、という説明。

葛根湯が風邪(ふうじゃ)を追い払う漢方の例として挙がっていましたが、逆にいえば風邪(ふうじゃ)以外には葛根湯はさほど力を発揮しなくて、それぞれに合った漢方の処方を選ぶべきということ。

今までずっと、なんとなく「風邪(かぜ)っぽい症状のはじまりには葛根湯」と思っていました。
前作にも葛根湯を飲むタイミングについての注意はありましたが、それだけじゃなく自分の体質と症状の特徴を見極めてぴったりくる漢方処方を選んだほうがいいってことですよね。

風邪(かぜ)に限ったことではありませんが…

こうして詳しい解説を読みタイプ分けのことを知ると、果たして私は自分の身体のことをどのくらいわかってあげられているだろうかとどんどん不安になってきます。

この漫画の作者の夫さんのような専門家に漢方薬局で相談に乗ってもらいながら自分の身体への気づきを深めていくのも良さそうだな、と思いましたし、自分自身でも体質や体調を把握するための目のつけどころをもっと知りたいな、とも思いました。

ううむ、ますます中医学のことが知りたくなってきました…!

この2冊目では、冷え性と六季・六淫のほか、うつや生理痛、医食同源についても解説されていて、特に女性にはなるほど!と思える内容満載。

西洋医学や一般的な医薬品だけではあまり症状がスッキリしなかった、という方にはぜひ読んでみていただきたいなぁと思います。

私はとりあえず早速再読しておこうと思います♪