難解すぎて挫折しかけたシュタイナー教育への扉を開いてくれたのは…?
出版されたてホヤホヤの新刊マンガ!
最近こちらのブログでもときどき紹介させていただいているシュタイナー教育。
もっと知りたいと思いつつ、本が難解でなかなか学びが進まずにいたところ、長尾まさ子先生のTwitterから吉報が。
シュタイナー教育は難解だと言われがちですが、とても素敵な入門書が出ました。『マンガでやさしくわかるシュタイナー教育 [ 井藤 元 ]』 https://t.co/acQG7HYw8p #r_blog
— 発達障害 しあわせへの道しるべ (@Masako_Nagao) 2019年11月28日
11月27日にシュタイナー教育のことをわかりやすく描いたマンガが出版されたとのこと!
ハードル高いなぁと思うものでも、マンガを導入に使うと意外とすんなり入っていけるということはつい最近漢方・中医学で経験済み。
なので,早速購入してきました♪
後ろに並ぶのは、読めずに停滞していたシュタイナー本。
シュタイナー学校での学びの様子が垣間見える!
「エクストラ・レッスン」を知ったことでシュタイナー教育に興味は持ったものの、実際にシュタイナー学校でどんなふうに学ぶのかを見聞きしたことはなかった私。
でもこのマンガでは、普通の公立小学校教諭(主人公)がシュタイナー学校の活動を見に行き、勉強会に参加して学びを深め、我が子や自分が担任するクラスの子にそのエッセンスを還元する…というストーリーの中で紹介されるシュタイナー学校の様子を主人公と同じ目線で知ることができます。
教科を厳密に分けず、芸術と学習も混じり合って、教わる学びよりも自ら気づいていく学びを大切にする…といった印象を私は受けました。それが「自由への教育」につながるという理論に基づいているよう。
胆汁質などの4つの気質論、7年周期の発達…このあたりは何となく中医学とも相通じるものがあるように感じて興味深かったです。
冒頭の鋭い指摘にドキッ!!
読み始めた早々に、シュタイナーの書籍に関する注意書き(?)があって、それがまるで自分のことを見透かされているようで吹き出してしまったのですが。
関連図書も膨大で…ただ、そのコーナーは「神秘思想」など、ちょっと怪しげなジャンルの中に設置されていることがほとんどで、書棚の前で立ち止まるのに、少し勇気が必要になる方も…(P.27)
まさにそれ!! 最寄りの大型書店ではシュタイナーの書籍は「精神世界・オカルト」と書かれた棚に集められていましたから…。
じつは、シュタイナーの著作を読んで、内容がスラスラと理解できたという人に、私はいまだかつて出会ったことがありません。中には、即座に拒絶反応を示してしまう方もいらっしゃると思います。
それもある意味、無理のないことです。たとえば「人間は物質体・生命体(エーテル体)・感情体(アストラル体)・自我の4つの要素から成り立っている」などといった話を聞いて、すぐに理解できるほうが珍しいのです。(pp.27-28)
これもホントそう!!! どんどん読み進めたいのに、えっちょっと待ってそのワードは何? みたいなことが度々起こるのです。エーテル体とかオイリュトミーとかフォルメンとか、シュタイナー世界のターミノロジーにいちいち面食らってしまい、何も頭に入ってこなくて。
さて、そんな私のような人へのアドバイスとして、閉鎖型(人智学の世界に閉じた、専門家向けの本)ではなく開放型(初心者も広く受け入れてくれる本)の本から入りましょう、と書かれていました。
なるほど…いきなりシュタイナー本人著の書籍から読み始めないほうがいいのね…。
たくさん開放型の書籍タイトルも紹介されていたので、まずはそこから取り組みたいと思います。
私が本当に知りたいのは、「エクストラ・レッスン」のような学びの構えができるところまで脳と身体をどう整えるかという部分なのですが、シュタイナー教育そのもののイメージをしっかり持っていないとエクストラな部分の目的が見えにくいですもんね。
シュタイナー教育って何? と気になった方はまずこのマンガから読んでみることをおすすめします♪