「感覚過敏は治りますか?」を読んで猛省中…
感覚過敏をおさらい中。
大晦日に決意したとおり、今日は「感覚過敏は治りますか?」を久しぶりに読み返しました。
- 作者:栗本啓司
- 出版社/メーカー: 花風社
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今日は前半の「理論編」を通読。
ショックを受けるくらいあらゆることが頭からすっぽり抜けているという事実に直面しつつ、「あぁ、そうだった、そうだった!」と思い返して。
やっぱり一度読んだだけでわかった気になってしまったらいけませんね…。再読は大事だと反省しました。
心に残ったキーフレーズ
感覚過敏とはなにか?
- 感覚過敏は、鍛えるよりも緩める、慣れさせるよりも育てる
- 育てるとは、受け入れられる感覚を見つけてそれを与える▶成長あり▶刺激の幅を広げていく▶受け入れられるようになる
- 大人なら、心地よい感覚刺激を自分に与える+体調を整える。そして過敏に関する思い込みを外していく
1. 感覚過敏の発達援助
- 子どもは「感覚器官に未発達があるのでは?」という目で考える
- 感覚過敏の人は外的刺激には過敏だが内的刺激には鈍感
2. エネルギー配分への目配り
- 疲れても回復できる身体が目標
- (疲れの偏りなどで)体力が余っていても過敏に
- 楽しい活動を増やすのが大事
3. 皮膚・泌尿器の状態への目配り
- 皮膚カサつく子が多い…水収支合ってる?
- 汗がかけないと、腎臓と呼吸器に負担かかる
4. 胸の状態への目配り
- 胸がすぼむと呼吸が育たない
- 呼吸がうまくいかないと、多動になる、気持ちが後ろ向きになるなどの影響も
- 仕事などで動いて胸に温タオル、で育てて緩める
5.思い込みからの脱出
- 子どもの場合は親が心配から卒業することが必要かも
- 大人の場合、Hyper Sensitive Person(HPS)という言葉は「治る」方向に転換しにくいのでは…?
あぁ、そうだった…
短い時間でいろいろなことをそれこそ芋づる式に思い出して、頭の中が再整理されました。
そして日頃の臨床でなかなか呼吸とか水収支とかの話には触れられていなかったな…とまたまた反省。
最後まで読み返して、仕事始めに備えたいと思います。