ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

これはまずい! 自分の読解力のなさに直面…

ずっと手をつけられなかった本をようやく開く

読みたくて読みたくて、でもずっと開くことのできていなかったこちらの本。
やっと読み始めました。

AIに負けない子どもを育てる

AIに負けない子どもを育てる

新井紀子先生の前作「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」が本当に衝撃的で面白かったので、続編も絶対に読みたいと思って購入していました。

東大に合格できるAIを目指した「東ロボ」くん開発プロジェクトから、読解力の重要性がクローズアップされ、子どもたちの読解力低下への懸念も示されていました。
ちょうどPISA2018でも日本の子どもたちの読解力低下が指摘されたのは記憶に新しいところです。

リーディングスキルテストに挑んでみる。

さて、「AIに負けない子どもを育てる」にはリーディングスキルテスト、つまり読解力を評価するテストの体験版が掲載されています。

筆者は読解力を

  1. 係り受け解析:文の基本構造把握
  2. 照応解決:代名詞の指す内容把握
  3. 同義文判定:2文の意味の同一性判定
  4. 推論:基本的知識と常識からの論理的判断
  5. イメージ同定:分と図表などの対応づけ
  6. 具体例同定:定義と合致する具体例(辞書由来)
  7. 具体的同定:定義と合致する具体例(理数系教科書由来)

の7項目に分けて説明していて、体験版テストでは各項目について難易度順に並ぶ4つの問いに挑戦する形になっています。

子どもたちの読解力を案じる前に、まずお前の読解力はどうなんだ!と自分でも突っ込みたくなったので、早速本文中にある28問の体験版テストに挑戦してみることにしました。

果たしてその結果は…、

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…あれれ、コレ結構ひどくない?(苦笑)

正しく文章を読むのは簡単じゃなかった!

自己採点後、改めてもう一度問題を読み返してみると、あぁこんな読み間違いをしてたなとか、説明のこの部分を読み飛ばしていたなとか自分のアホな誤りに気付くものもあるのですが、もう一度同じ問題を見てもまた間違えてしまうんじゃないかと思うほど自信のないものもあって。

いやー、文章を正確に読むのって難しいものですね(汗)。

とりあえず、自分の読解力の弱さを踏まえて、この先の章を読み進めていきたいと思います。

私の記事を読んで、「自分の読解力、大丈夫かな?」と思った方は、ぜひこの「AIに負けない子どもを育てる」を購入して体験版28問に挑戦していただくか、こちらの「教育のための科学研究所」ホームページをご覧くださいね。