三石巌先生の『タンパク質健康法』を開いてみる
三石巌先生Weekなのか…
昨日に続き、今日は三石巌先生の『タンパク質健康法』を開いてみました。
- 作者:三石 巌
- 発売日: 2018/08/02
- メディア: 単行本
今日目に留まったのは、『頭の健康管理にもタンパク質』という章の『脳におけるタンパク質の役割』。
脳におけるタンパク質の役割
脳生理学的に「頭がよい」「頭が悪い」という言葉はない。よい頭は使いこんだ頭、悪い頭は遊ばせすぎた頭。
母親の胎内にいるときタンパク質欠乏状態で育てば脳細胞は標準より少なくなることがラットの実験ではわかっている。しかしヒトではそこまでのタンパク質欠乏は現実的にあり得ない。従って生まれたときの脳細胞数は万人平等、推定140億個。
脳の代謝がスムーズなら頭の回転の速い。
その条件は、タンパク質の強化とビタミンB群(B1・B2・B6・B12・C・E)の摂取。
タンパク質は酵素の材料となり、ビタミンB群とCは補酵素、Eは血行促進と酸素供給量増加。ライナス・ポーリングによればビタミンCの増量だけでも知能指数は上がる。
脳におけるタンパク質の役割は、酵素の材料になるだけではない。脳細胞の微小管である神経細管の役割のひとつは物質輸送だが、この神経細管の壁を構成する粒のひとつひとつも球状タンパクである。