ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

コロナの逆境に負けていない大学生さんたち。

大学生さんたちの苦悩

今の職場に移ってから受診してくださるお子さんの平均年齢はぐっと下がりましたが、それでも大学生さんの受診もぽつぽつあります。

そこでよく話題になるのが、オンライン講義のこと。
ほとんど大学へは行くことがなく、スマホやPCからリアルタイムのオンライン講義や先生が録画された動画での講義を受けたり、課題提出もオンラインだったり。

友達には会えないし、講義内容や課題にわからないことがあっても先生にも同級生にも気軽に聞きづらいし、ネット経由で送った前期テストの感触すらわからないし、卒論の相談もままならないし、などの声をたくさん聞いています。

特にかわいそうなのが、1年生。
そもそも入学式すらなかったとか、まだ同級生と喋ったこともないとか。
「本当に入学したのか不安になりますよ」と教えてくれた子もいました。

ううむ、コロナの影響はなかなか消えてくれませんね。

逆に、オンライン万歳! なことも

それでも、ときどき「大学がオンラインになってすごく快適!」と話してくれる人もいるんです!

わざわざ登校しなくてもいいから講義時間ぎりぎりまで寝ていられるし、着替えも化粧もしなくていいから楽、とか。

動画講義は早送りで観られるし、聞き漏らしても何度でも巻き戻せるからむしろ理解しやすい、とか。。

レポート課題はテキスト入力して送信するから、友達と分担してLINEで交換し合えばひとりあたりの負担は軽くて済む、とか。

…おおお、なんてポジティブ!
この逆境をむしろ上手に活用するたくましさに惚れ惚れします。

不便な状況からの回復が待ち遠しい!

逆境を楽しんで乗り切る彼らの姿勢は私自身もしっかり真似したいところですが、校外実習が先送りになっている学生さんやゼミで相談して論文を仕上げないといけない学生さんのことを思うと、やっぱりずっと今の状況が続くのが好ましいとは思えなくて。

早くこの自粛モードが収束するといいなぁ…と願っています。

後期から多少状況が変わりそうな大学もあるみたい。
みなさんにとって過ごしやすい大学生活が早く始まりますように…!!