これぞポストコロナ?! 初めてのWeb学会参加。
初のWeb学会体験
精神科関連ではおそらく一番大規模な学会、日本精神神経学会。
今年はコロナの影響でWeb開催となりました。
5年のうち2年は参加しようと思っていて、移動時間や旅費の関係から西日本開催の年に優先的に参加してきたのですが、今回は福島県。
残念ながら参加を見送るつもりでしたし、9月の学会開催日を休診にもしていませんでした。
でも、Webでオンデマンド視聴できるなら、これからでも参加可能ってこと? と気づいて、週末に参加登録してみることに。
結論。
…毎回Web開催でいいんじゃない(笑)?
Web学会のメリット
登録して演題を視聴しながらしみじみ思うのですが、シングルマザーな私にとって家を空けることなく学会に参加できるのは本当に助かる!!!
休日だろうが早朝や夜中だろうが好きな時間に好きな演題を選んで視聴できるし、
聴講したい演題の時間が重なっていても両方聴けるし、
次に聴きたい演題の部屋をめがけてダッシュする必要もなければ席がなくて立ち見する必要もない。
しかも、気になる演題はもう一度ゆっくり見返すことまでできちゃう。
これはもはや最高・最強のシステムですよね?
今後、現地開催と並行してオンデマンド参加も可能というのがデフォルトになれば、休みの取りにくい医師にも子育てや介護で家を離れられない医師にもすごくいいんじゃないのかなぁ。
やはりいちばん気になったのはこの話題
さて、個人的にはやっぱり栄養絡みの発表はあまりないのが残念ではありましたが、ずっと気になっていた統合失調症にビタミンB6製剤の治験について糸川昌成先生のご発表が聴けたのはとても嬉しかった!
先生のご著書はこちら。
統合失調症が秘密の扉をあけるまで 新しい治療法の発見は、一臨床家の研究から生まれた
- 作者:糸川 昌成
- 発売日: 2014/03/13
- メディア: 単行本
複数の製薬会社さんが中枢神経系の新薬開発を10年くらい前にストップしているというお話や、治験をすると「プラセボと同等」になってしまう理由、B6製剤(しかもピリドキシンじゃなくてピリドキサミン)が統合失調症に効くという仮説の背景や検証結果などなど、興味津々で聴き入ってしまいました。
まだまだ視聴期間は残っているので、引き続き気になる演題をどんどん聴講していこうと思います♪