ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

アウトプットの悩みを抱えつつ、N先生の素敵なアウトプットに溺れてみる。

締め切りに追われる初夏

最近落ち着いてブログを書けないのは、今月末と来月半ばに締め切りのある課題をふたつ抱えていたから。
ひとつが今日終わったので、ちょっと息抜きに記事を書いています。

普通に外来業務だけしていると、締め切りに追われる用事ってほとんどないのですが(ご紹介いただいた患者さんの診療報告書を早めに書くとか、依頼された意見書や診断書を期日までに仕上げるとかくらいですね)、それ以外のことで依頼をいただいたり宿題を与えていただいたりするのはありがたいことだなと思っています。

なんだかんだ言って、燃えて取り組んじゃいますもんね(笑)。

SNSへのアウトプットもしたい!

それでGoogle DocumentやPowerPointの画面と向かう時間が長くなり、SNSへのアウトプットがおろそかになってしまっていました。
アウトプットの総量が減ったわけではないのですが、情報発信の範囲が狭まってしまっているのはちょっと寂しくて。

アウトプットには使えない時間はKindle耳読に充てていたので、この2-3週間はインプット量>アウトプット量になっていました。コンスタントにSNSへのアウトプットをしたいなと改めて思ったところです。

ちなみに、読んでいたのはこちらのKindle本。

言わずと知れた、夏井睦先生。
念のために補足しておくと、夏井先生は従来の「消毒してガーゼ」という創傷治療に「湿潤療法」という大きな石を投じた形成外科医の先生です。

私の中で、夏井睦先生ブームの到来!!

精神医学に限らず、医療の歴史の中でパラダイムシフトはいろいろ起きているのだな……と先生の広くて深い見識によるさまざまなエピソードを読み(聴き)ながらしみじみ考えさせられています。

創傷治療はもちろんのこと、虫垂炎(盲腸)治療の大幅な方向転換、死してなお偉大なパスツールの亡霊(?)、糖尿病治療のマッチポンプ疑惑、などなど。

本当に、先生の知識は幅広くて、珍しいピアノの楽譜収集の話から、ベアトリクス・ポター(絵本ピーターラビットの作者)の話題、天動説対地動説、江戸時代の食事などなど、ただ医学的知識が深まる以上の知的好奇心をたくさんくすぐってもらえます。

スカッとして、ワクワクして、心に爪痕をざくざく残される感じ。

上記2冊はKindle Unlimitedで読めますので(少なくとも今は無料のようです)、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね♪