私の読書感想文は,毎日の子育てに役立つこの本!
8月24日まで夏休み中のここのすラボですが,今日は久しぶりの登校(投稿)日。
7月25日発売の専門医ママシリーズ特別編「乳幼児から高校生まで! 管理栄養士パパの 親子の食育BOOK」を私も早速読ませていただいたので,その感想を書いてみたいと思います。
何よりもまず感じたのが,著者の成田崇信さんのあたたかさ。
子育てに関するデマのなかでも特に毎日の生活に欠かせない「食」に関するデマで,親御さんが無意味に大変な思いをしたり,こどもの健康や成長が阻害されたりしないように。
そして,いくら栄養学的に正しくても大変すぎて続けられなくては意味がないから,本当に大切な食事のポイントと,無理なく実践できる方法を知ってほしい。
…と,まえがきを読むだけでまずホッとさせられます。
ファストフードや食品添加物など子育てするうえで心配になるさまざまな「食」にまつわる疑問についてひとつひとつQ&A方式できちんと触れられていますが,私がとても印象的だったのは「苦手なものを克服しやすくするには?」という項目。
こどもが好まないものを「嫌いな食品」と断定せず「まだ食べられるようになっていない食品」と捉えて,また食べなくてもいい,好きな食べ物を少しずつ増やせばいい,という気持ちで食卓に出すうちひょっこり食べてくれるかも…というアドバイスにとても納得しました。
そして著者のお子さんがサバ嫌いを克服したエピソードは,お父さんならでは!
その他,食物アレルギーや肥満・ダイエットなど健康に関わる問題にもしっかり答えてくださっています。
お子さんの「食」に少しでも疑問や心配がおありのお母さん・お父さんにぜひ一度読んでいただきたい1冊です!
それから…姉妹編のほうもぜひご覧くださいませ♪
小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために