ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

公文にも訪れる試練…。

息子が公文を始めて,約1カ月。

本当に少しずつ無理なく難易度が上がっていく教材なので,毎日の宿題を順調に解き進めることができていたのですが…。

やはり訪れました,スランプの壁。

まだ引き算の繰り下がりが得意じゃないので,桁数がちょっと増えるだけでも急に難しく感じるよう。

「あー,公文やだ! めんどくさい! もうやめたい!」

と不満やイライラを吐き出す口が鉛筆を動かす手よりもずっと忙しそうな状態に…。

ええっ,もうスランプ到来?!と驚き呆れながらも,「1桁の足し算でさえとても大きな脳活動を起こす」という川島隆太先生の言葉を思い出せば繰り下がりの連続が息子の脳に与えている負荷の大きさが想像され,息子の愚痴を聞く私の気持ちは幸い鎮まっていきます。ありがたいことです(笑)。

nao-chun.hatenablog.jp

めんどくさいことを「めんどくさい」って口にすればするほど,どんどん本当にめんどくさくなっていくんだよ。

ピアノだって「もーイヤ! 絶対弾けない!」って思ってるフレーズでも,ちょっと練習したら弾けるようになるってわかってきたところだよね?

公文も「難しいな,面倒だな」って思っても黙って毎日繰り返し練習してたら,必ずできるようになるよ。

その日,寝る前に布団の中でそんなことを穏やかに伝えてやりました。

「でも難しいんだってば!!」とか反撃してくるかなと思いきや,おとなしく聞いていて…そのまま眠ってしまいました。

眠たかっただけなのか,それとも素直に聞いてくれたのか…?