ここのすラボ2.1

こどもの こころを のびのび すくすく 育てることをめざして試行錯誤中の児童精神科医なおちゅんのブログです。

身体アプローチ

バランスボールを椅子として使うことの効果は…

最近,自宅に自分用のバランスボールを買いました。 普段の椅子として活用する企業があるなどと話題になったこともありましたよね。 果たして発達の偏りを持つこどもたちがバランスボールを椅子として使う効果は医学的にどのように検証されているんだろう? …

鉛筆の売れ行きの変化から浮かび上がる,こどもたちの危機

職場の同僚が,先日観たというNHKのテレビ番組「所さん! 大変ですよ」の話をしてくれました。 私は恥ずかしながらその番組を知らなかったのですが,私の文具好きっぷりを知る母が偶然にも録画してくれていたので後日観ることができました。 その番組は「世…

東洋医学や身体アプローチへの関心は,神田橋條治先生の本との出会いで燃え上がる。

私は幼少期から植物といえばキレイな花より薬草が好きで,お小遣いでポケットサイズのカラー薬草図鑑を買ったほど。 その流れで医師になってから漢方薬に興味を持ったけれど,独学で学ぼうにも腹診・舌診といった診察項目や「比較的体力がある/ない」の判断…

集中トレーニング:第3関門は,聞く&見るトレーニング,プラスアルファ!

1分間集中トレーニングの本場「子どもの教育研究所」で実際の指導を見学させていただいたとき,塾生さんたちはまず1分間の黒塗りをして,それから点つなぎをしていました。 点つなぎとは,B4用紙にランダムに配置された40個の点のうち20個に番号を振って,1…

「発達障害は○○障害」を実感する研修会に参加しました!

4月29日のこと,花風社さんの著者おふたりが登壇される貴重な研修会に参加しました。 栗本啓司先生と,森嶋勉先生。 栗本先生のことは,先日の記事も書きましたが, nao-chun.hatenablog.jp 腰を育てることや深い呼吸が得られる姿勢,首や足裏の安定などを大…

日本語教育の大家が語る,こどもの集中力を育てる方法とは…?

息子の集中力のことを心配していたとき,偶然書店である本と運命的に出会いました。 「子どもの集中力を育てる」という,どストライクな書名(笑)。 著者は「声に出して読みたい日本語」などでお馴染みの齋藤孝先生。 失礼ながら齋藤先生のことをあまりよく…

集中トレーニング:第二関門に待ち構える,落とし穴。

1分間集中トレーニングを始めてしばらくは,脱力トレーニングだけを実施しました。 「今日も上向いて横になって,力を抜こうね」と声を掛けて,ときにまぶたがピクついたり顎が動いたりすることもあっても「顔の力も抜くんだよー」とだけ伝え,あまりうるさ…

身体づくりを促す体操に,大感謝!

息子が通っていた保育園で,0歳児から年長児まで徹底して続けてくださっていたことがありました。 それは「リズム体操」。 おそらく斎藤公子先生のさくらさくらんぼ保育に由来する運動だと思います。 仰向けで背骨を揺らす「金魚」,腹ばいになって前を向き…

軽音楽部はあるのに…

学校に足が向きにくいこどもたちと診察室で話をすると,「学校の中で苦手なこと」をよく教えてくれます。 苦手な友達,苦手な先生,苦手な科目,…。 そのなかに体育や運動にまつわるものが登場することが少なくありません。 たとえば,運動会の練習がキライ…

身体アプローチへの興味

ここ数年で「身体アプローチ」に強い興味を持つようになりました。 遡ってみると,2011年9月の日記的メモにこんなことが書いてあるのを発見…(日記って,書いておくと後から面白いものですね)。 「身体の使い方をちゃんとマスターしたい。 自分の使い方もよ…